2023年12月31日、株式会社TOBEのボーイズグループNumber_iがデビュー曲『Goat』の配信を開始しました。
これまでのイメージにない激しくダークなヒップホップスタイルのナンバーに絶賛の声が挙がるなか、一部ではなんとパクリ疑惑も浮上してしまっているようです。
いったいどの曲に似てしまっているのでしょうか、そして噂の真相は?
今回はNumber_iデビュー曲、『GOAT』のパクリ疑惑についてリサーチをしていきます。
Number_iの『GOAT』とは?
『GOAT』とは、2023年12月31日にYouTube上にて公開された、ファン待望のNumber_i
デビュー曲になります。
2023年10月に元King&Princeのメンバー平野紫耀・神宮寺勇太・岸優太の3名で構成されたNumber_iは結成当時から大きな話題となり、ファンからは「デビュー曲はいつになるのか」という声が後を絶えませんでした。
雑誌の表紙を飾ったり公式YouTubeチャンネルを開設し独占配信を行ったりと様々な動きを見せつつ、結果的にデビューから約3ヶ月後にファン待望のデビュー曲として公開されたのがこの『GOAT』になります。
旧ジャニーズ時代からのテイストにはない、重低音響くナンバーと目まぐるしい低音かつ高速のラップパートをこれでもかと言う程に織り交ぜたヘビーヒップホップな曲調に度肝を抜かれたファンは多いのではないでしょうか。
所属事務所であるTOBEからは、
・「GOAT」とは『Greatest of All Time』の略
・スタート地点に立ちながら、いま現在この楽曲が完全にGOAT(最高到達点)であると宣言する時代を変革する可能性のあるナンバー
と紹介されており、まさに新しさを究極まで追求した「攻め」の作品であることが一発で伝わってくるようです。
ダンスも演出もこれまでにない雰囲気でNumber_iとしての新たなカラーが確立した感じがしますよね…!
Number_i『GOAT』にパクリ疑惑?
これまでにない新たな曲調のかなり攻めたNumber_iのデビュー曲『GOAT』。
そんな『GOAT』ですが、ネット上でまさかのパクリ疑惑が浮上しているようです。
一体何の曲と似通ってしまっているのでしょうか?
ヤバいTシャツ屋さんのパクリ?
まずX(旧:Twitter)にて多く声があがっているのが、日本の人気スリーピースJ-Rockバンド「ヤバいTシャツ屋さん」(通称「ヤバT」)の楽曲に似ているという意見です。
このようにかなり多くの方から同様の声が挙がっているようですね。
話題にあがっているのはヤバTが2016年にリリースした楽曲『あつまれ!パーティーピーポー』のサビ部分。
この部分と『GOAT』のサビ前部分のフレーズが酷似しているというのです。
『GOAT』を既に聞き慣れた方がこの『あつまれ!パーティーピーポー』を聞いた場合、冒頭3秒にて「なるほど」と感じることでしょう。
なぜ似ているように感じるのか
Number_iの『GOAT』が、ヤバTの『あつまれ!パーティーピーポー』に似ていると噂されていますが、なぜここまで話題にあがってしまったのでしょうか?
その理由として考えられるのが、両曲の中に組み込まれている特徴的なリズムパートの合致です。
該当のパートの歌詞を見比べてみましょう。
“ヤバT 『あつまれ!パーティーピーポー』“
しゃっ しゃっ しゃ しゃっ しゃっ
しゃっ しゃっ しゃ しゃっ しゃっ
しゃっ しゃっ しゃ しゃっ しゃっ shirts
えっびっばーっでぃ
“Number_i『GOAT』“
GOAT, GOAT, GOAT, GOAT, GOAT
GOAT, GOAT, GOAT, GOAT GOAT,
GOAT, GOAT, GOAT GOAT, GOAT, GOAT
Let’s Go, Let’s Go
歌詞だけ見ても分かるように、独特のリズムで同じフレーズを連呼するという点が共通しており、ヤバTの楽曲を知っている方が初めてGOATを聞いた際に「あれ?同じ?」と思う方が多発する状況となっています。
この特徴的なフレーズは3.3.7拍子ならぬ5.5.6拍子ともいえるようなリズムであり、思わず首が縦に動いてしまうような非常に乗りやすく両曲共々印象にも残りやすいパートであることから、同じようなフレーズを使っている=パクリ疑惑となってしまっているといえそうです。
特徴的なリズムパートがかなり似通ってる時点で「似てる」という声が挙がるのも無理はないのかもしれませんね…!
『GOAT』はヤバTのパクリなのか?
『GOAT』がまさかのヤバTの楽器に酷似していたとネットで話題になってしまっているまさかの現状。
それでは果たして本当に『GOAT』はヤバTの楽曲のパクりなのでしょうか?
結論からいうと、あくまで同じリズム・フレーズを楽曲の中で引用しただけでありパクリである可能性自体は低いものと思われます。
そもそも先ほどご紹介したいわゆる5.5.6拍子のリズムは、EDM・クラブミュージックとしてはかなり定番のフレーズとして随所でよく使われており、それらのオマージュとして持ち出した可能性があります。
オマージュというのは、悪意のあるパクリとは違い尊敬の意を込めて分かりやすいように元ネタと同じ要素を引用することを主に指します。
︎独特のリズムはEDM定番のフレーズ?
似ている話題となっているGOATのパートは、先ほどもご紹介したようにパクリではなくEDMミュージックとしてよく使われているフレーズを引用した可能性が高いといえます。
分かりやすい例としては、LMFAOの『Shots ft. Lil Jon』という楽曲。
この楽曲では、1:19〜から定期的に「shots」を連呼する5.5.6拍子フレーズが幾度も登場します。
『shots』はYouTube再生回数は2億回を突破するほどの世界的有名なEDM楽曲であり、国内外問わず全世界のEDMミュージックの定番としてクラブやフェスなどで現在もなお愛されている楽曲です。
この中に出てくるフレーズはまさに『GOAT』と同じですし、ヤバTの楽曲に関しては歌詞の韻も同じであることが一発で分かりますね。
ヤバTに関しては、まさにこのLMFAOの『Shots ft. Lil Jon』をリスペクトして意図的に引用したいわゆる「オマージュ曲」として扱われています。
このことを鑑みると『GOAT』に関しても世界的名前な『shots』内のEDMフレーズを組み込んだといったニュアンスが強いと考えられ、新しいジャパニーズヒップホップナンパーとしてEDMテイストを意図的に取り入れた可能性が高いといえるのではないでしょうか。
あくまでパクリではなく尊敬の意を込めた”オマージュ”なのかもしれませんね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回リサーチした結果をまとめると以下のようになります。
・Number_i『GOAT』がヤバT『あつまれ!パーティーピーポー』をパクっていると話題に
・両曲の似ている点としては同じワードを連呼する「5.5.6拍子」のフレーズ同士
・「5.5.6拍子」はEDMミュージックの定番リズムフレーズとして使用されていることから、パクリではなく引用(オマージュ)として起用された可能性が高い
デビュー曲からまさかのパクリ疑惑があがってしまったNumber_i「GOAT」。
一見向かい風のようにも感じますが、話題作には様々が噂が付きまとうのは宿命であるともいえますからそれだけ多くの層から注目されている証であるともいえるでしょう。
EDMテイストを取り入れたとされる『GOAT』 パクりとしてではなく”良さ”として長い間愛されることになるのか…今後の動向にも注目が集まりますね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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