平成時代に大ブームを起こしたたまごっち!
たまご型の画面の中でドット絵のかわいいキャラクターを育てるというゲーム性が人気で、現在でも新しい腕時計型のたまごっちが登場するほどの大人気コンテンツとなっています。
そんなたまごっちですが、「怖い」「トラウマ」といった声がネット上にて多く見られています。
なぜこのような声が続出しているのでしょうか?その背景についてリサーチしていきます。
たまごっちがトラウマという声が続出
X(旧Twitter)にて、たまごっちがトラウマという声がかなり多く見られています。
このようにかなり多くの人がたまごっちに対して恐怖心を抱いているという事態となっています。
たまごっちといえばファンシーでかわいらしいデザインやキャラクターで有名ですが、一体なぜこのようなことに…?
たまごっちがトラウマな理由3選
一見「怖さ」の要素は見られないように思われるたまごっちですが、なぜ真逆ともいえる声が挙がっているのでしょうか?
そこには明確な理由が存在していました。
私も子どもの頃たまごっちで遊んでいたので、実体験を交えながらなぜ怖いと思うのか振り返ってみます!
死んでしまうのが嫌だから
まず、1つ目の理由が「たまごっちが死んでしまうこと」に対してトラウマを抱えている方が多いようです。
たまごっちで遊んだ方が誰しもが通る道といえますが、お世話をほったらかしにしたり病気のまま放置したりすると言葉のとおりたまごっちは「死亡」してしまいます。
ぼかした表現や間接的な演出ではなく本当に”死んでしまう”という設定なのが特徴で、発売元のバンダイもそのテイストを売りにしているようでした。
ですが当時たまごっちで遊んでいたプレイヤーにとって、可愛らしいたまごっちのキャラクターが死んでしまうことに対して大人子ども問わず大きなショックを抱いたことは言うまでもありません。
肌身離さず毎日手塩にかけてお世話をしてきたたまごっちが死んでしまう現象は、ゲームという枠組みを超えて“ペットロス”に近い感覚を抱く人も多かったのかもしれません。
また、ファンシーな世界観やゲーム性に対して「死」という生々しいリアルな概念が隣り合わせになっているというギャップも、トラウマを植え付ける大きな要因となっているのではないでしょうか。
『可愛いたまごっちを自らの手で死なせてしまった』という罪悪感にさいなまれた人も多そうですね。少なくとも私はそうでした…。
死ぬ時の音・演出が怖いから
続いて多く上がっていた意見が、「たまごっちが死ぬ演出がトラウマ」という声です。
先ほどもご紹介したとおりたまごっちはある程度放っておくと死んでしまうのですが、たまごっちが死ぬ直前(末期状態)になると、とある「怖すぎる演出」が挟まれるのです。
これがこちら。
この演出のトラウマ要素としては、
・たまごっちが険しい表情のまま固まる
・一切のボタン操作が効かなくなる
・ドクロ(病気マーク)が淡々と点滅する
・無機質なピーピーという音が鳴り続ける
・徐々にピーピーという音が長くなっていく
といったところでしょうか。
点滅するドクロマークも異様に感じますし、何よりピーピーという無機質な電子音が徐々に長くなっていく様はまるで心電図の音を彷彿とさせ、たまごっちの心臓が止まっていく様を表現しているようにも思えます。
またこの末期症状の演出が始まるとこちら側のボタン操作が一切効かなくなってしまうあたりも、
もう治せない・手遅れ・死が待っている
という事態を瞬時に分からせる演出であるといえ、当時の多くのたまごっちプレイヤーに深いショックを植え付けたことは間違いないでしょう。
なかなか生々しい演出ですよね…夜寝てるときにピーピーという音が鳴り始めてしまい、怖すぎて泣いてしまった記憶があります…。
死んだ後の幽霊が不気味だから
最後にご紹介するのが、たまごっちが死んでしまった後の「幽霊」に対するトラウマです。
先ほどご紹介したトラウマ演出が終わると、もちろんたまごっちは死んでしまいます。
その後に映し出されるのは、墓石と真っ黒な姿の幽霊。
少し前まで可愛らしく動き回っていたたまごっちが、ほんの数分で無機質な表情でカクカクと揺れ動き続ける幽霊へと変貌を遂げてしまうのです。
荒いドットの幽霊と墓石が何とも言えない不気味さと虚無感を演出しており、「この画面がトラウマ」と感じる人が多発したのは言うまでもありません。
こうなってしまうと実質ゲームオーバーとなり、リセットボタンを押して最初から育成をやり直す以外手段はありません。
※条件を満たせばたまごを産むこともありますが、死んでしまったたまごっちが生き返ることは決してありません。
たまごっち側の狙いとしては現実世界とリンクさせた「死の重さ」「命の儚さ」を伝える演出であるといわれてますが、子ども向けのファンシーなオモチャとは思えない生々しい展開に対して直感的に「怖い」と感じる人が多いのは納得の結果といえるでしょう。
個人的に、お墓の画面でボタンを押すとたまごっちの享年がゆっくりと表示されるのも地味に怖かったです…。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回たまごっちのトラウマについてリサーチした結果をまとめると、以下のようになります。
・たまごっちに対してトラウマを抱えている人がネット上で多く見られている
・その理由としては、主に「たまごっちが死ぬこと」と「死ぬ演出」が原因となっている
・可愛らしいキャラクターが死んでしまうという落差や、”死なせてしまった”という罪悪感もトラウマ要素となっている
・死ぬときの心電図のような音や、無機質な幽霊の姿なども怖さに磨きをかけている
たまごっちに対してトラウマを抱える方は、「死ぬ」という概念や演出に怖さを抱いていることがよくわかりました。
「たまごっちの死」に関しては途中で「たまごっち星に変える」という内容に差し代わった時期もありましたが、現在では再び元に戻っていることから、ファンの間では不気味ながらも切っては切り離さない要素であるといえそうです。
多くの人の心に刻みつけられた、たまごっちの”トラウマ演出”。この他にはない強烈な演出があったからこそ、現在のロングブームにつながっている…のかもしれませんね。笑
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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